1月~3月
1月に数学科合宿に参加した。iok先生の作った補完多項式とベルンシュタインの多項式の問題を解いた。僕以外のチームメンバーはオタク四天王のうちの3人。最優秀賞をとれたのでうれしい。 合宿後、ベルンシュタインの多項式をアニメーションで見せるものをDesmosで作ったりした。
twitter.comベルンシュタインの多項式 in desmos https://t.co/ujkobNulRm pic.twitter.com/EAYt6wcyzg
— でぃぐ (@fujidig) 2017年1月22日
位相と線形代数の自主ゼミが終わった。位相は松坂和夫の『集合・位相入門』を位相の章の最初からウリゾーンの補題まで読んだ。線形代数は齋藤正彦の『線型代数入門』を線形空間の章から読み始めて、ジョルダン標準形をやり、第7章2節「行列の冪級数」まで読んだ。
4月~7月
前期の授業スケジュール
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | |||||
2 | 情報数理学I (1Q) 確率統計I (2Q) |
複素解析学I(1Q) 幾何学I(2Q) |
電磁気学II | 情報数理学I (1Q) 確率統計I (2Q) |
幾何学I(2Q) |
3 | 微分方程式論I (1Q) | 量子力学演習I | |||
4 | 数学セミナーI | 量子力学I | 複素解析学I(1Q) | 微分方程式論I (1Q) | |
5 |
twitter.com 詳しくは以下Cのサブセット in 「Cのサブセット in 「Cのサブセット in JS」」が動いたhttps://t.co/AYIIx2iR4e pic.twitter.com/p0Bam9ShWZ
— でぃぐ (@fujidig) 2017年4月3日
p進数を構成する話を理学ゼミ講演会でやった。
数学セミナーの授業でルベーグ積分のセミナーをやり始めた。参加者は僕含めて4人。教科書は吉田信生の『ルベーグ積分入門』。当初ルベーグ積分をフビニまでやって確率論の本に進む予定だったので、週2回という忙しいペースでやった。結局、フビニまでは行けなかったが、とても充実したセミナーだった。
twitter.com セミナーの案内プリントにこんなことが書かれていた。なるべくこれを実践したつもりだったが、むずかしい。実践していこうな pic.twitter.com/rhhilwfLHC
— でぃぐ (@fujidig) 2017年2月17日
情報数理学の授業でDurand-Kerner法を勉強した。それをビジュアライズするプログラムをJavaScriptで書いた。
twitter.com複素係数多項式の零点を全て求めるDurand-Kerner法をビジュアライズするプログラム。青が初期値で赤が求まった零点 pic.twitter.com/G8N4CDiXNI
— でぃぐ (@fujidig) 2017年5月7日
twitter.com零点を動かせる機能を付けました!なかなかキモイ動きをしますね😙 pic.twitter.com/nPFVQAC9Ug
— でぃぐ (@fujidig) 2017年5月7日
去年の4月からやっていたCooperの“Computability Theory”のセミナーが終了した(5/12)。Part 1をすべて読んだ。帰納的関数の定義から初めて、不完全性定理、ペアノ算術の決定不可能性をやり、決定可能な公理系にも触れたところで終了。
5月頃からけみすとくんとジョセフくんと大学のトレーニングルームに行き始めた。最初はベンチプレスの25kgですらきつかったが、35kgを上げれるようになった。しかし、最近は行けてない…。
TOEICの試験を受けた(5/21)。前回490点だったところ、675点をとれたのでうれしい。あまり勉強したつもりではなかったので何かの間違いじゃないのかと思った。次は800点を目指したい。
けみすと邸で餃子パーティ(6/9)。たのしい
— でぃぐ (@fujidig) 2017年6月9日twitter.com
— でぃぐ (@fujidig) 2017年6月9日twitter.com
編入学試験を受けにつくばに行った(7/15~16)。今までつくばは未来都市!ってイメージあったけど案外普通だった。ただし、自動運転のつくばエクスプレスはすごかった。 試験と同じ日にAtCoderのコンテストがあり、ネカフェから参加した。水色コーダーになれた。試験もうまくいったしこんなに調子の良い日はない。
数学セミナーの発表会で発表した(7/24)。先生方からよく理解しているとか明快な発表とかコメントシートでコメントしてくださって嬉しい。質問タイムにH出先生から「リーマン積分はできるけどルベーグ積分できない関数はあるの?」との質問を受け「有界閉区間ならないけど、そうでないときは勉強していないので知らない」と答えた。あとで教科書を確認したら非有界なら反例があることを知った。
twitter.comこんな例あるんだ。今日の発表で口を滑らさないでよかった pic.twitter.com/ejlkOLGbeh
— でぃぐ (@fujidig) 2017年7月24日
電磁気学と集合の自主ゼミをしていたのだけど前者は僕の忙しさのため、後者は参加者の都合のため終わることになった。
8月-9月
イベントに参加しすぎた。
数物セミナーでは可換代数班になり、“A Term of Commutative Algebra”のセミナーをした。 僕が担当したのは第5章「Exact Sequences」と第6章「Direct Limits」。時間配分を完全にミスり、第5章だけで1日目をつぶしてしまった。結局、各人が2つ章を担当する予定が1つだけ担当となり、それぞれの配分時間も尻すぼみになってしまった。申し訳ない。 しかし、第6章の予習で初めて圏論に触れ、とても楽しかった。
夜ゼミにて、計算論についての発表をした。満足。
twitter.com夜ゼミで発表した pic.twitter.com/5LgLTrPyPQ
— でぃぐ (@fujidig) 2017年9月9日
10月-12月
後期の授業スケジュール
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 熱統計力学演習I | ||||
2 | 自然のしくみ (3Q) 歴史を考える (4Q) |
熱統計力学I | 複素解析学II (3Q) | ||
3 | 複素解析学II (3Q) | ||||
4 | 数学セミナーII | ||||
5 |
数物セミナー談話会が愛媛で開かれたので参加&発表した。
twitter.com愛媛談話会で「三角級数の一意性」という題で発表します。
— でぃぐ (@fujidig) 2017年10月4日
カントールによる一意性定理の証明をメイントピックとし、カントール以後のこの問題の発展についても触れます。この定理の仮定をどこまで弱めれるか考えるととても不思議な事実に出会います。お楽しみに! pic.twitter.com/Pza0diFl77
発表のTogetterは以下
発表PDFは以下
たくさんツイッターで実況してもらえたのでとてもうれしい。ほかの発表もとても面白いものだった。
藤田先生にモデル理論のゼミを見ていただくことになった(9/26~)。教科書は『ゲーデルと20世紀の論理学(ロジック)〈2〉完全性定理とモデル理論』。途中から難しくなってきて3回くらいゼミをお休みさせてもらった。今年度でゼミを終わりにせざるを得ないので、終わりまでに量化記号消去を読めたらいいなあ。
数学セミナーⅡの授業としてノイキルヒの『代数的整数論』を読み始めた。2節が重かった。指導教官のO下先生と授業時間後も議論することしばしば。ありがたい。
Y内先生の4回生+院生向けの位相の授業を聴講し始めた。ストーンチェックコンパクト化などを扱う。とても面白い。
数学とコンピュータⅡ Advent Calendar 2017に参加した。
twitter.com数学とコンピュータⅡ Advent Calendar 2017 9日目の記事です。
— でぃぐ (@fujidig) 2017年12月8日
メルセンヌツイスタの周期の最長性https://t.co/WovU90u8dV
Math Advent Calendar 2017 - Adventarにも参加登録したのだが、記事が書けていない…。時間を見つけて書ければいいなあ
おわりに
充実した1年になった。あと少しで愛媛を離れることになる。残りの3か月も頑張っていこう。 離れる前にけみすと達ともう一度くらい飲み会 or パーティ or カラオケがしたいなあ。